しむです
昨日はアガリスクエンターテイメント第20回公演『紅白旗合戦』の稽古でした、記念すべき第一回
うちの稽古は最初はとにかくエチュードなどでネタ出しネタ出し&ネタ出し
昨日も例に漏れずネタ出しのためディベートゲームのようなことをやりました
なぜディベートかというと、『紅白旗合戦』は『ナイゲン』と同じ会議物なのですが、『ナイゲン』のようにどこを脱落させるかを「全員が同じ立場から話し合う」というものではなく、卒業式の国旗国歌の是非を「先生VS生徒」で真っ二つに分かれ争うお話だからなのです
と言っても誰がどっち派てことじゃなく、先生生徒それぞれが色んな思惑でこの会議に参加するというお話で、じゃあこんな大それた問題じゃなくてもいいじゃないて感じなんですけど
「先生VS生徒で卒業式の国旗国歌の是非を問う」て、実は冨坂(うちの主宰)さんの高校時代にあった実話なんですね、私も子どもの頃ニュースでやってたのなんとなーく覚えてるけど、で本人もこの会議に参加していたという
「俺にしか書けないコメディ」とは自他共に認めるスーパーノンポリ野郎な本人談ですが、ほんとにそうだなと、このあらすじをコメディとして笑える物に出来るのは冨坂さんだけだと思います
違うかもだけど、『大空襲イヴ』とか『ファミリーコンフューザー』と同じときめきを感じたんだよね
話がそれた、ということで、昨日の稽古は実際のディベートのルールで対戦してみようという回なのでした
ちなみに『ナイゲン』の時は「この中から一人降板する役者を役者自身が選ぶ」という地獄みたいなエチュードをやりました、地獄でした、今回も地獄でした
ディベートだから、やっぱり相手を説き伏せることに長けた口達者な人たちの方が聴き応えがある
それに関しては淺越、津和野くん、太郎くんはすごかったなーもうずっと聴いてられるし圧倒されて喋る隙がない
面白かったのは、そうじゃない人たちにも色んなキャラクターがあって、すごく見応えがあったんです
まあ人間だからそれぞれ個性があるのは当たり前なんだけどさ
不機嫌そうな人、感情で喋る人、適当なことしか言わない人、ただただ微笑む人、拙いけど耳を傾けてしまう人
もちろん口達者な人たちも様々で、正論なのに嫌われる人、揚げ足取るのが上手い人、頭のいい人、嫌われる人、好かれる人
一言に喋りが上手い下手ではなくて、一人ひとりのキャラクターに見応えがあってすごく面白かった
今月稽古あと三回です、超楽しみ
ちなみに次の稽古はチラシに載る写真を撮りますよ
まあ全体の感想はこんな感じで私個人としては、こっから割とチラシの裏なので読まなくて大丈夫なんですけど、何にも出来なかったなあというのが率直な、こないだの『狂犬百景』から私が大好きな表現を借りると「居るだけ」っていう
うちの稽古でいつもそうなんだけど、ここに来ると他でどんだけたくさん付いた自信も、全部どっか行く
つまんねえな自分って言うのを再確認してもっと面白くなりたいと思うことができます
面白くなりてー
こんなこと書いちゃうのがもうつまんねえな、要するに『紅白旗合戦』がんばりまーす!!!